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(写真・神奈川新聞)

 

JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発(本社・東京)が川崎市幸区北加瀬に開発していた多世代交流のまち「コトニアガーデン新川崎」の賃貸住宅(60戸)と高齢者福祉施設、認可保育園(定員70人)の3施設が完成し、22日、関係者向け内覧会が行われた。高齢者施設と保育園を併設した開発はJR東日本では初めてといい、いずれも4月にオープンする。

 

コトニアは子とシニアを合わせた造語で、JRの社宅跡(約1万1700平方メートル)に、地域のにぎわいの拠点となる芝生や遊具、災害時にも利用できるかまど、菜園を備えた広場を囲むように3施設と店舗棟(13店)を建設。「広場を使って地域と交流できるイベントを月1回程度開催し、多世代が交流する街づくりを進めていきたい」(同社担当者)という。

 

介護付き有料老人ホーム(80室)などからなる高齢者福祉施設の1階には交流室が設けられ地域に開放。テラスや広場と連動したイベントやワークショップなどもできる。調理室は「外から子どもでも見ることができる高さに窓を設け、食育にもつなげたい」と施設担当者は話す。

 

認可保育園は、木のぬくもりを重視した内装で、0〜5歳児が対象。5階建て賃貸住宅はヤングファミリー向けで3月1日入居開始。最終的に全体がオープン(街開き)するのは4月下旬を見込んでいる。

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