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(写真 神奈川新聞)

 

小田原城の堀の水を抜き、清掃と外来生物の除去を行う作業が21日、小田原城址公園(同市城内)の東堀で行われた。冷たい雨の中、市民と市職員のボランティアら485人が参加。泥まみれになりながら、魚や亀を捕獲して仕分けたり、藻やごみを集めたりした。

 

大々的な堀の水抜きは市制40周年の1980年に実施して以来38年ぶり。今回はテレビ番組の撮影に合わせて行われた。

 

面積約1万平方メートルの東堀では、水を抜くために今月14日から小田原用水からの流入口に遮へい板を設置。海につながる排水路への水門を開くとともに、16日からはポンプ車で排水も行った。

 

普段は1~1・5メートルほどの水をたたえる堀は、膝元ほどの泥沼に。外来種のブラックバスやミシシッピアカミミガメのほか、コイやフナ、ナマズなどが次々とすくい上げられ、ほころびかけた桜の下で観光客らが興味深そうにのぞき込んでいた。

 

ここ数年、ダイバーによる清掃作業を行っている成果か、各地のかいぼりで話題になる自転車などの大型ごみは見当たらず。午後には水の流れを妨げるハスの根の除去にも取り組んだ。夕方に作業が終わると、水入れを開始。1週間から10日ほどで、元の水量に戻るという。

 

魚の仕分けなどに参加した加藤憲一市長は「お堀のかいぼりはやりたかったので、今回テレビの企画とマッチしてよかった。水を抜いてみたら意外ときれいだった」と話した。