(写真・神奈川新聞)
横浜・みなとみらい21(MM21)地区に1日、市立みなとみらい本町小学校(横浜市西区高島)が開校した。同市の中、西区のマンション開発に伴い、本町小学校(中区花咲町)の児童数が大幅に増えたため、同小の学区の一部を分割して10年間限定で開設される新校だ。児童らは不安を抱えながらも大きな期待を胸に、力強く新たな一歩を踏み出した。
新設校は日産自動車グローバル本社など高層ビルが立ち並ぶMM21地区の西側に位置する。学区は主に同地区と北仲通北地区で、本町小に通っていた800人超の児童のうち2〜6年生約220人が移るほか、1年生70人程度が通う予定。最大600人の児童を受け入れられる規模だが、周辺の開発が一段落した後の児童数の減少も見据えた期間限定となる。
同日、新校で開かれた開校式には、5〜6年生約70人と保護者ら計約240人が参加。児童を代表してあいさつした5年生の男児(10)は「学校が二つに分かれてしまうことは不安だし、悲しい。でも心を一つにすれば乗り越えられる」とし、「5年生として、他学年と協力しながら学校全体を支えていきたい」と決意表明。6年生の男児(11)は「残りの学校生活の間、本町小を忘れないよう、そしていつまでもつながっていることが分かるような小学校にしていきたい」と話した。
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