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(写真・神奈川新聞)

 

介護人材の確保・定着・育成が喫緊の課題となっている中、相模原市は中高生向けに「介護のしごとPR冊子」と、大学生との連携でPR動画を作成した。市高齢政策課によると、就職期の若者や幅広い世代に魅力ある仕事として評価・選択されることを期待。6日から市のホームページに掲載している。

 

冊子はA4判8ページ。高齢化の状況をはじめ、介護保険制度や介護の仕事に関わる職種、介護サービスの種類を紹介するとともに、介護職員や介護を学ぶ学生のコメントを掲載。中高生の職場体験で活用できるほか、大人でも利用しやすい資料になっている。

 

また、動画は学生主導型体験プロジェクト「さがまち学生Club」に所属の大学生8人が制作。介護の現場で働く職員の目線で、仕事の魅力を発信。主人公の幼少期から介護職に就くまでを描いたストーリーを紙芝居風に紹介している。神奈川中央交通バス車内の電子広告や介護のイベントで放映していく。

 

同課によると、団塊世代が75歳以上となる2025年、全国で約38万人、県内で約2・5万人の介護人材が不足すると推計されている。

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