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(写真 神奈川新聞)

 

県立川崎図書館が15日、川崎市高津区坂戸のかながわサイエンスパーク(KSP)に再オープンする。技術を支える「ものづくり情報ライブラリー」として再生。従来の専門性ある蔵書に加え、国内の公共図書館で初めて、世界の大量の科学技術論文や電子学会誌を検索できるようにした。

 

KSP西棟2階の新図書館は、約1300平方メートルにカウンター、本棚、閲覧スペースなどを設置。旧図書館の自然科学、産業をはじめとした蔵書約43万冊のうち約30万冊を移管した。

 

電子ジャーナル・データベースコーナーでは、学術論文をストックする「Scopus」の約7千万件の論文、米国の電子学会「IEEE」が発行する科学雑誌など約200万件のインターネット検索が可能になった。同館は「大学や国の研究機関クラスの科学情報が入手できる」としている。

 

全国屈指とされる社史コレクションの専用コーナーを設け、約1万9千冊のうち、約1万4千冊を直接手に取れる本棚で公開する。

 

14日に行われた記念式典と内覧会で、堀端保聖館長は「調査や議論ができるよう整備した。自由な発想によるものづくりで新製品が生み出されることを願う」と述べた。式典には黒岩祐治知事、川崎市の伊藤弘副市長ら関係者も出席した。

 

60年近い歴史があった旧図書館(川崎区富士見)は、県の緊急財政対策を踏まえて一時、他館などとの集約が検討されたが、専門性の高さから単独での再生が決まった。

 

開館時間は午前9時半から午後7時半まで(土曜・祝日・休日は同5時半まで)。

日曜休館。問い合わせは、同図書館電話044(299)7825。