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地域体験学習で自分たちで植えた大豆で豆腐作りをする子どもたち=12日、伊江村の西崎公民館
(写真・琉球新報社)

【伊江】西崎・真謝子ども会は12日、同区公民館で豆腐作りを体験した。子ども会30人と保護者や地域のお年寄りたちが参加した。今回の体験学習は食育をテーマにしており、普段何気なく食している豆腐も口に入るまでにはいろんな工程があることを、3月19日の大豆の植え付けから6月21日の収穫、そして、豆腐になるまでを体験し学んだ。

 

収穫した大豆を東江栄一さん(85)の手作りの回し車で脱穀。その後、風で飛ばして豆と殻を分ける作業。前日に浸しておいた大豆を石臼で挽(ひ)く。それを袋で絞り、おからと豆乳に分けるなどの一連の作業を地域のおじいちゃん、おばあちゃんが指導した。豆乳から豆腐にするまでは伊江島で豆腐店を営んでいる山城稔さんが指導した。

 

海からくんできた潮のにがりを入れると、豆乳が固まり下に沈んでいく。子どもたちは上澄みを取り除く作業、下に沈んだ固体を豆腐箱に入れる作業などを楽しみながら真剣に行った。

 

出来上がった豆腐は両親らによってゆし豆腐、マーボー豆腐、豆乳プリン、おから炒めに調理された。主食となった芋は西江上区の内間康富さんから提供され、豪華な昼食になった。

 

知念俊幸西崎区子ども会会長は「クルマンボウでの脱穀や石臼で豆をすりつぶすのは初めての体験で、楽しかったけど体のあちこちが痛くなった」と話した。

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