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(写真・琉球新報社)

県内外の有識者が呼び掛けて、沖縄の自立・独立を含めた自己決定権の在り方を幅広く研究・提言する「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」が11日発足し、琉球大学で公開シンポジウムを開いた。名誉顧問に就任した鳩山由紀夫元首相は「沖縄の命どぅ宝の思い、私流には友愛の心こそが東アジア共同体そのもの。沖縄がその原点だと確信した。東アジア共同体会議を沖縄で開いて、平和の要として発信していく絵を描きたい」と抱負を語った。

 

共同代表に就いた高良鉄美琉球大教授は「自立の問題や民主主義の問題など沖縄の今日の状況を打開する意味からも、沖縄の外から応援をいただき、東アジア全体から沖縄を認めてもらうという大きな理念の下で発足した」と設立趣旨を説明した。

 

共同代表にはほかに木村朗鹿児島大教授が就いた。大田昌秀元県知事も名誉顧問に就任した。

 

シンポジウムでは島袋純琉球大教授や仲地博沖縄大学長、石原昌家沖縄国際大名誉教授、シールズ琉球の玉城愛さん、木村教授らがそれぞれ報告。

 

呼び掛け人には前田朗東京造形大教授や白井聡京都精華大専任講師など県内外の研究者やジャーナリストらが名を連ねている。鳩山氏が理事長を務める東アジア共同体研究所とは別の組織。【琉球新報電子版】

 

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