【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り7日、全国の地方議員でつくる「自治体議員立憲ネットワーク」の議員ら32人が東村高江のN1地区ゲート前を訪れた。
議員らが午前9時にゲートに到着すると同時に、機動隊員が抗議する市民の排除を開始。現場は議員たちを迎え入れる声と怒号が飛び交い、騒然とした。
大阪府警の機動隊員が「土人」「シナ人」と発言したことに、大阪府堺市の長谷川俊英市議は「沖縄県民の皆さんに、府民の一人としておわび致します」と言及。座り込みを続ける市民に「この活動の様子を(地元に)伝えたい」と激励した。千葉県船橋市の三宅桂子市議は「若い機動隊員が、ここで警備することを気の毒に思う」と述べ「しかし、沖縄県民は基地を造らないでほしいという願いからここに集まっている。抗議する権利を奪わないで」と訴えた。
議員たちは、各地から集められた機動隊員に「一緒に(地元に)帰りましょう」と呼び掛けた。
一方、建設予定地の「G地区」付近で抗議行動した市民によると、4~7日にかけて約680メートルにわたる伐採が確認された。
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