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(写真・琉球新報社)

 

那覇市の平和通りでタオルや衣料品を販売する嘉数商会にはお客さんを癒やす“ネコ店長”たちがいる。人気は世界レベル。韓国の旅行雑誌に取り上げられ、世界各国の言語で店長たちの説明書きが寄せられるほどだ。

 

本物の店長である嘉数信太郎さん(51)は「猫がいると海外の人も寄ってくる。猫に言葉の壁はないよ」と感心する。 ネコ店長の名はみーちゃん。地域猫だったが5年前から嘉数商会に居着くようになった。今では、店の前の定位置にどっしりと構え“店番”する。嘉数さんの合図でお客さんに「お手」や「ハイタッチ」をするなど、接客も大得意だ。

 

副店長のキッチーには、ニコちゃんマークに見えるような模様が横腹にあるのが特徴だ。
嘉数さんのいとこで一緒に店を切り盛りする嘉数綾乃さんによると、3年前に“猫さらい”に遭ったせいか少しシャイで警戒心が強いが、店番はしっかりと務めている。

 

イラストが得意な綾乃さんが描いたみーちゃんたちの似顔絵付きタオルやトートバッグも販売しており、好評だ。 以前、たまたま通りかかった台湾人観光客が、店にあったみーちゃんの紹介文を台湾語に翻訳。その後通りかかった知り合いに依頼するなどし、スペイン語、ポルトガル語などと増え、紹介文は10カ国語に翻訳されている。

 

店の前を通る中国人観光客も「マオ(猫)」と呼んで頭をなでる。綾乃さんは「みーちゃんたちは本当にかわいい」と笑顔。嘉数さんは「通りの活性化にも貢献している」と話し、2匹を“猫かわいがり”している。(田吹遥子)