給食でサトウキビが振る舞われた中城南小学校の児童ら=2日、中城村南上原の同小
(写真・琉球新報社)
沖縄県中城村の基幹作物であるサトウキビに触れる機会を作ろうと2日、村内小中学校の給食でサトウキビが振る舞われた。中城南小学校では、村役場の職員や村学校給食共同調理場の栄養士らが村のサトウキビについて講話した。
児童らは、食べやすいよう直径2センチ、長さ10センチほどに切られたサトウキビにかじりつき「固いけど甘い」とうなりながら思い思いに甘い汁をすすった。
サトウキビの皮を歯で上手にむいていた近藤朱哩さん(10)=中城南小4年=は「5月に食べたときよりも今日の方が甘い。口の中に甘みが広がっていく」と話し、笑顔をみせた。
村役場農林水産課の山下大作主事は「児童らに県や村の特産品であるサトウキビの良さが伝わったと思う」と話した。
村役場農林水産課によると、村内の作付面積は76ヘクタールで昨年の出荷量は4200トンに上るという。
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