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古謝景春南城市長がフェイスブックに投稿した文章
(写真・琉球新報社)

 

古謝景春南城市長が14日、名護市辺野古の新基地建設をめぐり自身のフェイスブックに「中城海保職員の若い隊員が2人自殺した」などと投稿した。第11管区海上保安本部は琉球新報の取材に「そのような事実はない」と回答した。

 

古謝市長は投稿で「友人の海保職員OB」に聞いたと説明し、「シェア(共有)しましょう!!」と投稿の拡散を求めた。誤りを指摘する市民の書き込みに対して「(自殺を)家族が公にしたく無いかもしれないです」「私が(情報を)聞いた人は確かな人です」などと答えている。14日の投稿は少なくとも約千件のシェアが行われたが、15日夜に削除されたとみられる。

 

古謝市長は現在フィリピンへ出張中で電話が通じない状態にある。琉球新報はフェイスブックのメッセージ機能で古謝市長に質問したが16日現在、回答はない。

 

ネット上で真偽不明の情報を拡散することに警鐘を鳴らす小口幸人弁護士は「人から伝え聞いた情報だけを基にネットで誰かを批判するのは、名誉毀損(きそん)罪に該当する可能性のある危険な行為だ。仮に犯罪に該当しなかったとしても、市長という権力も発信力もある人が、事実をよく確かめもせずにこのような投稿をしたのであれば、それ自体問題があると言わざるを得ない」と指摘した。