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アート作品いっぱいの楽しいトイレで笑顔を見せる今帰仁村歴史文化センターの石野裕子館長(中央)ら=14日、今帰仁村の同センター(写真・琉球新報社)

 

今帰仁城跡に併設する今帰仁村歴史文化センターはこのほど、施設内の多目的トイレを「誰でも入りたくなる」ようにミニギャラリーとして改装した。LGBT(同性愛や両性愛、性同一障害などの性的少数者)、とりわけ体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーの人は男性用、女性用のどちらのトイレにも入りにくい現状があり、自然に安心して利用できるトイレに工夫した。

 

1月28日から3月末まで、デザイナーでイラストレーターのうちまゆみこさんの作品展が開催され、絵やオブジェなど明るく楽しい作品15点を展示している。白を基調としたウッド調の壁も落ち着いた雰囲気を演出する。

 

発案した石野裕子館長は「(男性用と女性用のトイレが別にある場合)多目的トイレでも、実際は妊産婦や車いすの方などの利用が多く、LGBTの人が使いにくい疎外感のあるトイレになってしまう」と指摘する。「公的なサービスとして安心して使えるトイレを提供したい」と思いを語った。

 

この多目的トイレを自由な表現や作品発表の場として無料で貸し出していく。

 

同センターと村教委はトランスジェンダー当事者を迎え、多様な性の在り方への理解を深める講座「LGBTって何だろう?」を3月3日午後7時から村中央公民館で開催する。

 

多目的トイレのギャラリー使用や講座についての問い合わせは今帰仁村歴史文化センター(電話)0980(56)5767。

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