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奇跡のあじさいの里親の比嘉洋子さん(右端)を訪れた山崎敏雄さん(右から3人目)と久子さん(同4人目)ら=9月27日、北中城村喜舎場

 

【北中城】東日本大震災で被災し、決壊した福島県須賀川市長沼地区の藤沼湖の湖底で見つかった「奇跡のあじさい」の里親同士の交流が9月27日、沖縄県北中城村内で行われた。福島県本宮市に住む里親の山崎敏雄さん(68)と久子さん(65)の夫婦らが村喜舎場に住む比嘉洋子さん(67)の自宅を訪れた。「奇跡のあじさい」がつないだ縁に、3人は笑顔を見せた。

 

「奇跡のあじさい」は地元の長沼商工会が「復興のシンボル」として、全国で“里親”を募集し、株分けをしている。9月現在、18都道府県で約1400人が里親としてアジサイを育てている。

 

山崎さんは須賀川市を訪れた際、売店の店員に勧められアジサイの里親となった。6月に藤沼湖自然公園で開かれたアジサイの植樹祭に参加した際、県外にも里親がいることを知ったという。

 

山崎さん夫婦は、久子さんの妹・金城弘子さん(60)の夫で県出身の毅さん(59)の帰省に合わせて、北中城村内の里親と交流を希望し、村役場を仲介して、比嘉さんの自宅を訪れた。

 

比嘉さんのアジサイを見た敏雄さんは「ここまで大きくなっているのにびっくりした。大切にされている」と喜ぶ。久子さんは「他人じゃないみたい」とつながりを感じた様子だ。比嘉さんは「あじさいが東北と沖縄をつなげている。私も機会があれば福島に行きたい」と笑顔を見せた。

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