「あそぶガッコ。」と称する沖縄ラフ&ピース専門学校の学生募集をPRする関係者ら=5日、吉本興業東京本部
吉本興業は5日、2018年4月に沖縄県那覇市松尾に開校する「沖縄ラフ&ピース専門学校」の概要を発表し、学生募集を始めた。東京本部で同日、ガレッジセールやジミー大西さんらが会見し「誰でも受け入れ、楽しみながら、世界で活躍する人材を育成したい」とPRし、出願を呼び掛けた。
専門学校は松尾消防署跡地に現在建設中。9月に県から専門学校の仮認可が下りた。漫画やCG、アニメ制作を学ぶクリエイティブ学科、ダンサーや俳優など舞台に立つパフォーマーのほか、演出やプロデューサーなど裏方を育成するパフォーミングアーツ学科があり、2年制で定員は1学年80人。
著名な雑誌編集者やダンサーのほか、歴史学者で琉球大の高良倉吉名誉教授、同大観光産業科学部の下地芳郎教授を講師陣に迎える。吉本興業のネットワークを生かしてプロの元で実践的な活動をするほか、沖縄の歴史文化を学び、観光や新商品開発など産業振興にもつなげる。県内の41市町村と連携して地域でのイベントづくりにも関わる。
会見で学校法人ラフ&ピースの水谷暢宏理事長は「伝統文化があふれアジアの中心にある沖縄は人材育成の場として素晴らしい。エンタメは最高の教育。一般の学校や教科にはない教育を実践したい」と語った。
出願方法は「名前を書いて出すだけ」で選考しない。学費は年間100万円程度。日本学生支援機構などの奨学金が利用できる予定で、吉本興業独自の奨学金も検討している。14、21の両日に那覇市、15日に石垣市、宮古島市、久米島町で学校説明会を開く。問い合わせは同校入試課(電話)0120(787)847。
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