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三光ソフランが伊良部島に計画する高級コテージとホテル「ブルーオーシャン宮古島」(同社提供)

 

【宮古島】観光客が急増し、大型工事が相次ぐ沖縄県宮古島市で、不動産コンサルティングの三光ソフラン(埼玉県、高橋誠一会長)が賃貸アパートや簡易宿泊所を約200棟、伊良部島に高級ホテルを建設する。既に一部のアパート建設に着手しており、毎年40棟を建設する計画だ。最終的に1500室規模になり、そのうち500室は簡易宿泊所にする。ホテルも含めて200億円規模の投資となる。沖縄本島でも簡易宿泊所を500室程度建設する計画もある。

 

全国賃貸管理ビジネス協会会長も務める高橋会長が8日、同市で取材に答えた。同協会沖縄支部長を務める住宅情報センター(宮古島市)の佐和田功社長の求めに応じ、賃貸アパートなどの建設を決めた。

 

同市では2015年の伊良部大橋の架橋以来、入域観光客が急増し、100万人台突破も確実視されている。ホテルなどの建設が相次ぐが、作業員や従業員の宿舎が不足し、市民も賃貸住宅が借りにくい状況になっている。

 

三光ソフランが計画するアパートは木造2階建てで、鉄筋造りより建築費用を抑える。立地は平良地域で、土地は住宅情報センターが紹介する。伊良部島の海岸沿いには、1泊10万円前後の高級コテージとホテル「ブルーオーシャン宮古島」を建設し、来秋開業を予定する。

 

高橋会長は「管理業務などで若者の雇用も確保したい」と話した。

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