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「交通改革」をテーマに意見を交わす高校生たち=26日、那覇市天久の琉球新報社

 

新聞記事をきっかけに社会課題について話し合い、大学入試の小論文やディスカッションに対応する力を付ける「まなラボ塾」(琉球新報社主催)が26日、沖縄県那覇市天久の琉球新報社であった。県内の高校生15人が参加。交通改革をテーマに3グループに分かれて議論した。

 

生徒たちは3月12、26日付に掲載された「新報まなラボ」を読んで気になったことを出し合い、議論をスタート。「バスが時間通りに来ない」「渋滞がひどい」などの意見を出し、解決すべき課題を抽出した。

 

車社会の緩和を目指すべきゴールに据えたグループはバス利用推進のため、使いやすい乗り換えアプリの開発、バス停を増やすことなどを提案。渋滞を解消することによって商品が届かないなどの経済的損失が防止できるとした。

 

県NIEアドバイザーの石川美穂教諭は「自分の思っていることを具体的に伝えることが大事。具体例、知識の量で小論文は左右される。新聞などから知識を身に付けて」とアドバイスした。

 

祖納元朱里(そなもとあかり)さん(向陽高1年)は「自分にはなかった発想を知り、勉強になった。小論文は知識が必要なことを初めて知った」と話した。

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