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ガンバ大阪ジュニアユース入りを決めたエスペランサFCの東江桂汰君=23日、那覇市の新都心公園多目的広場

 

サッカーのエスペランサFCの東江桂汰君(12)=銘苅小卒=がこの春、サッカーJ1ガンバ大阪のジュニアユース入りする。昨夏出場した大会でスカウトの目に留まった。高校からでなく、中学からのJリーグ下部組織入りは沖縄県内では珍しく、「(スカウトに)最初はびっくりした。悩んだが、プロになりたいので近道だと思って挑戦したい」と意欲的だ。ポジションはDF。ネイマールやマルセロのプレーに憧れ、将来は海外で活躍して「子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と大きな夢へと旅立つ。

 

164・5センチ、45キロ。那覇市で生まれ、小学校に上がる頃まで父親の故郷・南大東島で育った。7歳からサッカーを始め、小3までは松島小のチームにいたが、小4でエスペランサに。周囲の選手にも刺激を受け「ドリブルやパスなどの判断力がつき、基本が伸びてきて、もっとうまくなりたい、プロになりたいと思うようになった」

 

スカウトされるきっかけとなったのは昨夏、県代表として出場した日本サッカー協会主催のフットボール・フューチャー・プログラム(FFP)だ。スカウトマンは“浪速のゴン”と呼ばれ、FC琉球でもプレーした中山悟志氏だった。

 

エスペランサの石井祐司監督(44)は「ディフェンスをしながら一瞬でボールを奪うスピード感がある。守備の適性を認められたのではないか」と語る。

 

「1対1で負けない強さとスピードが持ち味」と語る東江君。4月からは大阪府吹田市の寮に入り、近隣の公立中学校に通いながら鍛えていく。同級生は20人ほどいる。高校から県外へ進学することは考えていたが、中学校からの船出に不安や緊張も抱えつつ、それでも「もっとしっかりうまくなりたい」と大好きなサッカーを極めにいく。(石井恭子)