「よへなあじさい園」を造り上げた饒平名ウトさん

 

【本部・名護】沖縄県本部町伊豆味の「よへなあじさい園」は5日までに、NPO法人メッシュ・サポートを含む県内の9団体に115万円を寄付した。寄付金は4月に亡くなった饒平名ウトさん(享年100歳)の葬儀と初七日に集まった香典の一部だ。あじさい園がある町伊豆味区では1996年から香典返しを廃止した。ウトさんの長男、知春さん(72)は「香典返しの代わりに寄付した。社会への還元を母も納得してくれるはず」と話した。

 

2株のアジサイから1万本が咲き誇るあじさい園を造り上げ、「あじさいばあちゃん」と親しまれたウトさん。葬儀や初七日には親族からあじさい園の利用者まで多くの人が訪れた。次男の知孝さん(69)によると、住所が記されていない香典もあった。知孝さんは「区では香典返しを廃止したが、区外からも多くの香典をいただいた。お礼状を書きたくても、届け先が分からなくて心苦しかった」と語る。

 

きょうだい8人で話し合い、香典の一部の寄付を決めた。知春さんと知孝さんは4日、名護市宇茂佐にあるメッシュのヘリポートを訪れ、塚本裕樹理事長に寄付金20万円を手渡した。塚本理事長は「寄付金を地域に還元できるようにしたい」と話した。

 

寄付金はメッシュのほか、沖縄子どもの未来基金、県社会福祉協議会、本部町社会福祉協議会、伊豆味小中学校、区事務所、区老人会、町心身障がい児者親の会、北部心身障がい児者親の会に贈った。

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