県産マンゴーやパインに舌鼓を打つ市場参加者ら=7日、東京都の大田市場 画像を見る

 

旬を迎えたマンゴーなど沖縄県産トロピカルフルーツのトップセールスが7日午前、東京の大田市場で開かれた。

 

マンゴーの競りでは糖度や大きさ、色味などの基準を満たした厳選品に与えられるブランド「美らマンゴー」1箱(2玉入り1キロ)に20万円の値が付いた。昨年を5万円上回り、県産品としては過去最高の値となり、見守っていた関係者から歓声が上がった。

 

セレモニーで富川盛武副知事は「県産トロピカルフルーツは完熟のものを収穫し、新鮮なまま届けている。この特徴を小売り業者や消費者にアピールしてほしい」と呼び掛けた。マンゴーやパイナップルが振る舞われ、市場関係者が舌鼓を打った。

 

過去最高値でマンゴーを落札した果物仲卸業者の担当者は「美らマンゴーは宮崎産に負けないいい出来栄え」と評価した上で「宮崎産が出荷時期を伸ばし、沖縄産と重なる時期も出ている」と話し、量販向けを含めたさらなる品質向上を期待した。

 

JAおきなわの大城勉理事長は「生産者が丹精込めて育て、市場の評価も高まっている。農家の意欲を高め、さらなる品質向上につなげたい」と意気込んだ。

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