背中に“アンガマ”のような模様のあるゲホウグモ=南城市知念

 

【南城】グソー(あの世)からの使い? 南城市知念に住む糸数米子さん(65)がこのほど、自宅で“アンガマ模様”のクモを発見した。毒の有無を気にしながらも「背中にアンガマみたいな、とぼけた顔の模様をしょってる」と、家族で笑いの種になっている。

 

クモは6月24日朝、自家用車のサイドミラーにいるところを糸数さんが発見した。夕方に帰宅してもまだ同じ場所でじっとしており、よく見ると「変な模様に、足はきれいな赤色。こんなクモは見たことがない」と捕獲、観察し始めた。様子を見るときは必ずぎゅっと身を丸めているが、「アンガマ模様だけははっきり見えるから、笑ってくださいと言われているようだ」と話した。

 

琉球大学資料館「風樹館」の学芸員・佐々木健志さんによると、正体は「ゲホウグモ」。毒性はなく、本州南部から沖縄地方にかけて生息している。模様は個体によって異なるという。木の幹に擬態しており、日が暮れると網を張ってガなどを食べる。夜が明けるころには自ら網を食べて片付け、体を丸めてじっとする。佐々木さんは「夜しか活動せず、個体数も少なくて珍しいクモだ」という。

 

クモの正体を知った糸数さん。「アンガマ模様にたくさん笑って癒やされた」と話した。

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