優勝トロフィーを手に、笑顔を見せる森啓夢さん(右)と山城希星さん=30日、浦添市屋富祖の宮城珠算学校

 

今月に香港で開催された珠算の世界大会「世界城市杯三算全能競技会」で、沖縄県浦添市の宮城珠算学校(宮城忍人校長)に通う森啓夢さん(開邦中2年)が中学生の部で、山城希星(きらり)さん(神森小5年)が小学5年生の部でそれぞれ世界一に輝いた。県出身者の優勝は昨年度大会で高校生の部を制した森さんの兄、淑史さん(沖尚高3年)に続く快挙。森さんと山城さんは競技人口日本一を誇る「そろばん王国」沖縄の実力を、世界の舞台で発揮した。

 

大会には中国や米国、インドなど世界11カ国から総勢393人が参加、県からは16人が出場した。珠算、暗算、応用計算の3競技「三算」の総合得点を学年別に競った。

 

森さんは淑史さんの影響を受け、3歳からそろばんを始めた。初の海外での国際大会に緊張したが「自分を信じ、問題に集中することができた」と勝因を分析した。来月、京都府で開催される日本一決定戦に出場することも決まっており「自分の力を出し尽くし、種目別で日本一になりたい」と意気込んだ。

 

山城さんは「パチパチ」と手際よく玉をはじく姉たちの姿に憧れ、3歳からそろばん学校へ通っているという。今大会では不安だった暗算で良い成績を収め、昨年の5位から大きく躍進した。「学校の算数で100点が取れるようになったし、そろばんをやっていて本当に良かった」と満面の笑みで語り、小学校卒業までのそろばん検定10段取得の目標を掲げた。

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