国内大手リゾートウエディング企画・運営のグッドラック・コーポレーション(東京、堀田和宣代表取締役)が来年1月にかけて県内に直営の婚礼会場を3会場新設する。沖縄でのリゾートウエディング人気の高まりを受けたもので、直営会場は既存の3から計6に倍増する。既存の1会場も新装する。県内でのリゾートウエディングは過去最多を更新し続けており、今後さらなる増加が期待される。
新設する3会場は、恩納村瀬良垣のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄内の「瀬良垣島教会」が9月1日から、宮古島市上野のシギラリゾートの「奏の教会」と「葵の教会」の2会場が19年1月5日から挙式が開ける。いずれも会場から海を臨む。同社の運営ブランド「アールイズ・ウエディング」で提供する。
瀬良垣島教会はティファニー製の高さ3メートルのオリジナル十字架があり、琉球王国時代の恋人たちが愛を確かめ合ったという伝説の地「アポガマ」でのドラマチックなフォトツアーなどが売り。
奏の教会は、挙式の際に演奏される音の響きにこだわり、葵の教会はハイビスカスの香りにこだわった造り。いずれも人気スポットの前浜ビーチやブーゲンビリアの並木での写真撮影が楽しめる。
新装するのは本部町備瀬の「白の教会」で19年1月にリニューアルオープンする。備瀬の象徴フクギの葉をモチーフにした曲線のチャペルは、優しい緑がベンチにあしらわれている。
県内のリゾートウエディング実施組数は2017年に前年比12.3%(1889組)増の1万7288組となり、6年連続で過去最高となった。会場の増加で県内の総数もさらに増える可能性がある。
同社は「海が見えるチャペルでの挙式人気が高く、ビーチなど沖縄の自然の中で撮影するロケーションフォトの人気が高まっている」として、パスポートなしで行けるリゾート地、沖縄の優位性を上げている。