空港から浦西駅まで一本でつながった沖縄都市モノレールの浦添延伸部分。来年の運行開始に向け、電気や通信線、駅舎の整備が進む=4日午後、浦添市前田(小型無人機で撮影)

 

沖縄都市モノレール(ゆいレール)の浦添延長部分の長さ4・1キロが4日、軌道桁(レール)でつながり、那覇空港駅からてだこ浦西駅までの19駅、約17キロが一本に結ばれた。これでレールや駅舎外観のインフラ部分はほぼ完成し、早ければ2019年夏と見込む延長区間の開業に向け、レールへの電気・通信線の取り付けや駅舎の内装整備を進める。

 

浦添市前田の浦添市消防本部前の地下トンネルに入る付近で、最後の軌道桁が架けられて延長区間が全てつながった。4日に開かれた連結式典では最後の軌道桁を接続するボルトを関係者で締め、13年11月の起工式から4年9カ月で迎えた節目を祝ってくす玉が割られた。地元の浦添市の松本哲治市長は「毎日街の景色が変わっていくのを楽しみに見ていた。那覇市と浦添市の都市間の絆が目に見える形でつながることを期待している」と喜んだ。

 

延長部分の総事業費は525億円。既存区間の終点である首里駅から浦添向けに「石嶺駅」「経塚駅」「浦添前田駅」「てだこ浦西駅」を整備し、支柱140本の上にPC軌道桁306本を架けて4駅を結ぶ。

 

式典には施主である県、浦添市、那覇市のほか周辺自治会の関係者らが出席した。県の謝花喜一郎副知事は「厳しい建設環境の下で施工してきた、工事関係者の努力のたまものだ」と述べ、建設に携わった県内建設業の技術をたたえた。

 

当初は19年春の延長区間の開業を予定していたが、入札の不調や土地取得の遅れなどから開業時期を延期した。年明けにもレール上に車両を走らせてのシステム総合試験を実施し、試験終了後に運転士の習熟運転や国や県の検査を経て、延長区間の開業を迎える。

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