【東京】9月30日の沖縄県知事選で玉城デニー氏が勝利したことについて、在京各紙は朝刊1面で大きく報じた。読売、朝日、毎日、産経、東京は1面トップで伝え、関心の高さをうかがわせた。
朝日は計5面で詳報。「『辺野古が唯一』再考の時」と題した那覇総局長の評論や出口調査結果などを手厚く報じた。
毎日も計5面で関連記事を展開した。インターネット上で出回った情報の真偽を検証した琉球新報などの取り組みも紹介した。
東京も計5面で展開した。「新基地 県民再び拒否」と結果を解説したほか、有権者の声も伝えた。
読売は計4面で報道した。埋立を巡る国と県の法廷闘争が続く見通しのほか、2面では「移設問題 停滞させるな」と題した那覇支局長の評論も載せた。
日経は1面左肩など計3面で展開し「参院選 野党共闘に弾み」とのサイド記事を掲載した。産経は計2面で報じ、中面では「辺野古 泥沼化の恐れ」との見方を伝えた。
日経を除く5紙は社説でも扱った。朝日、毎日、東京は辺野古移設に反対する玉城氏の当選を踏まえ、政府に辺野古移設を見直すよう求めた。読売と産経は国と県の対立を再燃させるのは望ましくないとし、移設計画の前進を訴えた。
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