子どもたち直筆のマス目が貼られた竹富町人生ゲームのパネルを前に、笑顔を見せる各校の児童や関係者ら=16日、竹富町役場

 

【竹富】タカラトミー(東京都)の人気ボードゲーム「人生ゲーム」の沖縄県竹富町版が完成した。町制施行70周年と、人生ゲーム50周年の記念事業として企画され、町内小学校の全児童が地元ならではの情報をマスに書き込んで制作したオリジナルの人生ゲーム(非売品)だ。16日に町役場で完成発表会が開かれた。スタートの鳩間島とゴールの小浜島をつなぐ193マス全てに、各島々の魅力が詰め込まれた竹富町版人生ゲームに、学校を代表して出席した児童らは「早くみんなで遊びたい」と目を輝かせた。

 

地域を舞台にした小学生によるオリジナル人生ゲーム制作は全国で2例目。町内の全11校に地域別のマスが割り当てられ、3年生以上は地域の特色や魅力を落とし込んだマス目作りに取り組み、1・2年生はマスの内容を絵で表現する作業に取り組んだ。

 

子どもたちは「$5000もらう」など本家の人生ゲームの表現を踏まえながら、ローカルな魅力を発信しようと地域の伝統行事や景勝地のほか、地域の人しか知らないような店や人を登場させるなどの工夫を凝らして、竹富町オリジナルの人生ゲームを作り上げた。

 

16日の完成発表会には役場職員やタカラトミーの担当者、各学校の校長や児童代表らが出席した。タカラトミーからは、ポスター仕様のオリジナル人生ゲームが全児童に贈呈された。

 

西大舛高旬町長は「竹富町ならではの貴重な生き物や特産物、祭りや景勝地がふんだんに表現されており、ゲームをすることで各島々を楽しく巡りながら学習できる。ふるさとを愛する人材づくりに寄与する教材だ」とあいさつした。

 

タカラトミーゲーム事業部トイゲーム課の池田源課長補佐は「全員参加で作り上げ、地域に誇れるものを伝えるというのが取り組みの大きなポイントだ。離島で構成されている竹富町で、ゲームを通じて一つにつながることはすてきなことだ」と話した。

 

西表小6年の曽根田新太君(11)は「与那田橋で事故が多いので、気を付けてもらうためにも『与那田橋から落ちて入院する』という内容を考えた。みんなで作った人生ゲームをみんなで楽しみたい」と笑顔で話した。