「常連客の淳男さん」が考えた激ウマ調味料
「自家製赤唐辛子 あつおちゃん」350円(18g)。200円(20g)、500円(60g)の袋入りあり

 

沖縄そば好きの友人から、北谷町のそば屋さんに置いてある「あつおちゃん」という調味料がうまいと聞きました。ネーミングもかわいくてちょっと気になっています。

 

(那覇市 調味料に超魅了さん)

 

あつおちゃん? ユニークなネーミングですね。なぜ、調味料に人の名前を付けたのでしょう? あつおちゃんって店主の名前? そもそもどんな調味料なのか、いろいろ気になりますね。それでは調査開始です!

 

商品名の由来は?

 

依頼主によると、その店は北谷町の「そば&酒膳処 一本松」とのこと。まずは電話で聞いてみると、「あつおちゃん」は常連客が考案した調味料で、その人の名前からネーミングしたといいます。調査員は詳しい話を聞くために、店を訪ねることにしました。

 

店に着くと、店主は忙しそうなのでしばらくメニューを見ながら待っていると―。「あつおちゃん」こと宮里淳男さん登場! どうやら、お店の方が呼んでくれたようです。調査員は、さっそく「あつおちゃん」の誕生秘話をお聞きしました。

 

「もともと趣味でコーレーグースなどを作っています。それで、ときどき知り合いからもらっていた乾燥トウガラシと、うちにいつも置いてある乾燥ニンニンクをミキサーで混ぜてみました。その味がよかったので、ここの店主に『使ってみたら?』と言ってあげたんです」とのこと。

 

するとちょうどいいところに店主の喜友名正春さんがやって来て、こう続けます。「それをもらって料理に使ってみたら、何にでも合う。別の材料を入れたりしてみたけど、あんまりよくなかったので、材料はそのままで分量をいろいろ変えてみました」。

 

喜友名さんは、淳男さんの作ったものを改良し、商品化してから10年以上。隠れた人気商品になっているそうです。

 

ところで、なぜ淳男さんの名前をそのままネーミングしたのでしょうか?

 

「淳男ちゃんに、考案者の名前を付けよーねーと了解を得て『あつおちゃん』にした。この人がいなければ、この商品はなかったから」

 

なるほど、考案者である淳男さんに敬意を表したのですね!

 

コンテストで奨励賞

 

容器のラベルには「自家製赤唐辛子 あつおちゃん」と書かれており、さらに「味のUPに! 辛さとパンチ!!」とあります。どれくらい辛いのか気になっていると、喜友名さんから「沖縄そばを作ってあげるから、『あつおちゃん』試してみたら?」とのうれしい言葉。

 

同店には三枚肉チーズそばやマーボー豆腐そば、和風カレーそばなど珍しい沖縄そばがあり、一番興味をそそられたチーズ入りの「タコスそば」をいただきました。

 

食べてみると、麺にからむチーズがなんともいえません! すっかり「あつおちゃん」のことを忘れ、麺をすする調査員…。

 

おっといけない、完食してしまうところでした。それでは「あつおちゃん」振りかけまーす! おっ、確かにパンチがあります! 次にそのままなめてみると、舌がピリピリ、喉が痛い! 辛いのが苦手な調査員には少し刺激が強いのですが、ニンニクの香ばしさがいいですね!

 

そばにいた常連客の一人、普久原朝春さんに「あつおちゃん」を初めて口にしたときの感想を聞いてみました。

 

「焼き鳥に『あつおちゃん』を、ばーっとかけて食べたわけ。そしたらもう、頭皮から汗がぶぁ~って」と大げさなジェスチャーで話します。そりゃそうですよ! 「ばーっ」ですもん(笑)。ちなみに普久原さんは、いつも「マイあつおちゃん」をかばんや車の中に入れているそうです。

 

「あつおちゃん」は同店で販売しており、リピーターも多いそう。「一度口にしたら、ほとんどの人がまた買いにくる」と喜友名さん。実は「あつおちゃん」、昨年度の北谷町産品コンテストで奨励賞を受賞しているそうです。

 

淳男さんいわく「七味でも一味でもない二味唐辛子の『あつおちゃん』は“深い”」。何にでも合うからだそうで、それが人気の秘密なのではとのことでした。

 

辛いのが苦手な人でも少量から試してみると、いろいろな味のバリエーションを楽しめそうですよ!

 

(2018年12月20日 週刊レキオ掲載)

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