首里城の大奥、復元完了 物見台も
報道陣に公開された「世誇殿」(中央)、「正殿」(中央後方)など=21日午後、那覇市の首里城公園(喜瀨守昭撮影)

 

首里城公園の正殿裏手にあり、琉球王国時代に国王や王妃、多くの女官たちが生活し、王族を除いて男子禁制の大奥としての役割があった「御内原(おうちばる)エリア」と、最も高い物見台がある「東(あがり)のアザナエリア」が復元作業が完了し、21日、報道陣に公開された。

 

御内原エリアは、王妃の居室で国王の即位の儀式を行う「世誇殿(よほこりでん)」や奉公する女官が生活する「女官居室」の建物が復元された。古い伝統と習慣が重んじられた御内原は、国王や王族のプライベートな空間のために文献や資料が乏しく、発掘調査を含め復元に約27年を要した。

 

東のアザナは、琉球石灰岩を積み上げた城壁に囲まれ、宝物を納めた金蔵跡や国王のひつぎを安置した寝廟殿跡がある。標高140メートルにある物見台は城内で最も高く、当時の商業の中心地那覇港や先祖崇拝の象徴の一つ久高島が臨める。

 

御内原、東のアザナエリアの公開は28~31日が無料(正殿など有料)。2月1日からは継世門・美福門エリアも含めて正殿の入館料が必要。午前8時半~午後6時開園。
問い合わせは首里城公園(電話)098(886)2020。

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