ウミガメを声援で送り出す参加者ら=23日、読谷村の宇座海岸 画像を見る

 

【読谷】読谷村宇座のジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ(比嘉建己支配人)は23日、ウミガメの放流会を同ホテル前の宇座海岸で開いた。宿泊者や村関係者らが参加。大海原へ旅立つウミガメに「頑張れー」「また帰って来てね」と声を掛け、拍手で見送った。

 

放流会は開業から毎年実施されており今回で3回目。同海岸はかつてウミガメの産卵場所だったが、ごみなどが放置された影響でウミガメが見られなくなっているという。現在では、ホテル従業員や地域の人たちで清掃活動を定期的に実施し、きれいな海岸が保たれている。

 

放流会では、同村の都屋漁港で保護されたアオウミガメ2匹とタイマイ1匹を海へと返した。琉球大学のウミガメ研究サークル「ちゅらがーみー」の伊藤克哉さん(20)らが、生態を紹介。ウミガメには大きさや保護日時などが記録されたバンドが付けられ、調査に活用される。

 

愛知県名古屋市から訪れた大堀一さん(8)は「天敵に食べられないように応援した」と話した。

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