読谷村役場は1日から、5言語と手話対応のタブレット端末機を窓口で導入している。オンラインで交代制で待機している200人以上のオペレーターとつなぐことができ、役場の窓口を訪れる外国人や聴覚障がい者へのスムーズな対応に活用していく。
タブレットは、外国人の受け入れを支援するシナジーBPの映像通訳サービスで、英語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語と、手話に対応している。村内には、626人(2月時点)の外国人が住んでおり、これまで英語ができる職員3人が窓口対応などをこなしていた。
今回、村は全県的な外国人の増加や多様なニーズを見据えて導入を決めた。各種手続きなどで窓口を訪れることが多い税務課と福祉課に配置している。
石嶺伝実村長は「自国の言葉や伝えたい思いを表現できる環境を整え、誰もが利用しやすい窓口サービスを目指したい」と語った。
シナジーBPの林拓司社長は「オンラインで対応することで翻訳機などでは伝えられない微妙なニュアンスも伝えることができる。読谷村を先駆的事例として県内で導入が増えてほしい」と呼び掛けた。
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