永岡桂子文部科学副大臣(左)から日本遺産認定証を交付される玉城デニー知事=20日午前、東京国立博物館 画像を見る

 

【東京】文化庁は20日、地域の有形、無形文化財をテーマでまとめて魅力を発信する「日本遺産」に、「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして芸能」を認定したと発表した。県内からの日本遺産認定は初めて。

 

認定を受け玉城デニー知事は「世界に誇れる沖縄独自の文化だ。地域活性化や観光振興につながる取り組みを行い、沖縄文化の価値を高めたい」とコメントを発表した。

 

日本遺産に認定された沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、「芸能」について文化庁は「沖縄らしさにあふれた興味深いストーリー」だとし、「琉球王国時代からの歴史を生かしたもてなしの文化は沖縄の大きな武器だ」と評価した。

 

同日、東京国立博物館で認定証交付式と祝賀会が催された。主催者を代表し永岡桂子文部科学副大臣は「地域を訪れる国内外の多くの人に、地域に根ざした文化を通じた楽しみや感動を伝えてほしい」と呼び掛けた。

 

本年度は全国から72件の応募があり、沖縄のほか「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命『炭鉄港』」(北海道)や、「400年の歴史の扉を開ける旅~石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井」(福井県)など16件が選ばれた。
【琉球新報電子版】

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