西武-ソフトバンク 7回1死一、二塁、左方向へ本塁打を放つ西武の山川穂高=21日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇(大城直也撮影) 画像を見る

 

プロ野球パ・リーグの沖縄県内公式戦、埼玉西武ライオンズ―福岡ソフトバンクホークス戦は21日午後、沖縄セルラースタジアム那覇で開催された。西武の4番山川穂高(中部商業高―富士大出)が七回1死一、二塁の好機に左中間へ3点本塁打を放ち、訪れた1万6745人の来場者を沸かせた。地元沖縄で今季20号を決めた山川は「今までの野球人生の中で一番うれしいホームランでした」と笑顔を見せた。試合は西武が7―6で勝利した。

 

22日も午後6時半から同スタジアムで西武―ソフトバンク戦を行う。

 

七回、豪快なスイングでとらえた打球はその瞬間に本塁打と分かるアーチを描いた。「打った瞬間鳥肌が立った。完璧だった」。山川はベンチに戻るといつもの「どすこい」ポーズ。本塁打を待ち望んだ観客を沸かせた。

 

ソフトバンクの東浜巨(沖縄尚学高―亜細亜大出)
はプロ7年目にして、県内公式戦で初の先発投手となったが、序盤に2点本塁打を浴びる苦しい内容。山川との県勢対決は三ゴロ、三振と抑えていたが、五回は山川を含む2連続四球の押し出しで4点目を献上し交代。七回から登板したソフトバンクの嘉弥真新也(八重山農林高出―ビッグ開発ベースボールクラブ―JX―ENEOS)は一死一、二塁の危機を招いて降板。直後に西武の山川に3点本塁打を決められ、自責点2となった。

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