政治家・瀬長亀次郎の生涯と沖縄の戦後史を描いたドキュメンタリー映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」(佐古忠彦監督)の上映が17日、那覇市の桜坂劇場で始まった。
同作は2017年に公開され、大ヒットを記録した「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」(佐古監督)の続編。封切りの17日午前10時の上映1時間前には前作と同様に多くの観客が詰め掛け、劇場前では行列をつくった。
列に並んでいた比嘉芳和さん(69)=豊見城市=は「先頭に並ぼうと朝早くに訪れたが、すでに多くの人が来ていてびっくりした。改めて亀次郎さんの人気はすごいと思った」と話した。
第3次嘉手納爆音訴訟の原告団の一人である城間末子さん(73)=うるま市=は「残念ながら前作を見逃してしまった。亀次郎さんをどのように映画で伝えているのかとても楽しみ」と笑顔で語った。
同日午後1時半の上映では「お笑い米軍基地」の企画・脚本・演出を務める演芸集団FEC所属の芸人、小波津正光さんによる「お笑いカメジロー」が披露される。午後5時の上映では佐古監督と瀬長の次女で不屈館館長の内村千尋さんによる舞台あいさつがある。【琉球新報電子版】
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