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沖縄県内外の企業で構成する「ジャパンエンターテイメント」(那覇市、加藤健史社長)が、今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部で計画するテーマパーク事業の概要が3日、明らかになった。テーマパーク内に10カ所程度、森林を生かした体験施設などを整備予定で、本島北部の自然環境も活用する。同倶楽部の敷地約120ヘクタールのうち、約64ヘクタールを利用する計画という。環境影響評価(アセスメント)を経て事業に着手する。

 

関係者によると、ジェットコースターなどの遊戯設備を集めた従来のテーマパークと異なり、沖縄にある亜熱帯の自然を体感できる施設を目指すという。環境アセス後の工期は約4年間になる見通しで、2年間の基礎工事を終えた後に建物の工事に入る。

 

ジャパン社はテーマパークを「スポーツもしくはレクリエーション施設」としており、施設配置について二つの計画案に絞り込んでいる。

 

A案は既存ゴルフ場の敷地を広く利用する。敷地の南側に駐車場を配置し、中央から北側にかけて体験施設を配置する。

 

B案は敷地内の移動距離などを最適化することで、面積をA案よりも縮小した。駐車場は敷地東側と南西側に配置し、体験施設は中央付近に立地する。

 

建設予定の体験施設は飲食や物販、インフォメーション関連のほか、イベントスペース、浴室、ドリンクバーなどの入居を想定する。テーマパークの管理施設は4カ所になる予定で、ゴルフ場のクラブハウスも活用する。 (平安太一)

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