拾得物として届けられたカメを力を込めて持ち上げる署員 =28日、本部署 画像を見る

 

【本部】本部署に28日、拾得物として巨大なリクガメが住民から持ち込まれた。山林で見つかったというカメは体長80センチ弱、甲羅の幅が約45センチあり、警察官が2人がかりでようやく持ち上げられる重さ。沖縄こどもの国によるとカメはアフリカに分布するケヅメリクガメで、ペットとして販売もされている。

 

同署によるとカメは同日午前8時半ごろ、今帰仁村兼次の山林で同村の高齢男性が発見した。1人では運べず友人と2人で車に乗せて同署に届けた。

 

署は拾得物として受理したが、迷い犬猫用の小屋には入りきらず、敷地内の浄化槽跡に急きょ保護した。カメはフェンス内を歩き回るなど元気。同署は持ち主を探すとともに、近隣の動物園などに連絡して引き取り手を探している。

 

金城広樹地域課長はカメを持ち上げ「30~40キロはある」と降参顔。拾得物を扱う会計課の与那城竹志課長は「県警に入って34年、こんな大きなカメの拾得物は初めて」と話した。

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