元町議の自宅から押収した乾燥大麻約100グラム(右端)と海兵隊軍属の男の自宅から押収した乾燥大麻6袋約130グラム(県警提供) 画像を見る

 

沖縄県警と九州厚生局沖縄麻薬取締支所は9日、県内で大麻を密売するなどしたとして、福岡県宇美町の元町議や米海兵隊軍属、少年ら計20人を大麻取締法違反容疑で摘発したと発表した。県警は同日までに同容疑で、福岡県宇美町の元町議(42)=同県太宰府市、麻薬特例法罪などで起訴済み=や元町議から大麻を購入していた沖縄県内の米海兵隊軍属の男(39)=大麻取締法罪で起訴済み=らを逮捕。軍属が大麻を販売するなどして、自身の息子を含む高校生の少年3人(当時も含む)や別の海兵隊軍属2人ら県内の男女計16人に大麻が渡っていた。県警は各容疑者の自宅や関係先から計約230グラムの乾燥大麻を押収。末端価格は計115万円に上った。

 

20人の摘発容疑は今年2月1日から10月24日にかけて、沖縄県や福岡県などで大麻を営利目的で共同所持したり、栽培したり、有償で譲り受けたりした疑い。

 

そのほか大麻取締法違反容疑で逮捕されたのは、元町議の容疑者男に栽培した大麻を売っていたとされる福岡県筑紫野市の男(46)、当時高校生だった軍属の息子と別の少年の2人、読谷村とうるま市の海兵隊軍属の男2人、沖縄市の会社役員の男(39)、元町議から大麻を買っていた福島県郡山市の会社員の男(41)ら男女16人。

 

うち4人は同容疑で書類送検された。元町議の容疑者や軍属をはじめとした17人が容疑を認めている。20人のうち既に5人が、裁判所から略式命令を受けた。

 

県警によると、元町議は2017年ごろから大麻を知人である軍属に宅配で売り始めたと供述している。起訴状によると、元町議は7月31日に大麻計約100グラムを宅配を使い35万円で軍属に販売した。摘発された客は軍属の知人や友人で、基地外の軍属宅に行って大麻を買っていた。

 

軍属の息子は父親から譲り受けた大麻を当時高校生だった1人を含む少年2人にも販売していた。息子から大麻を買った少年は、6月に明らかになった高校生を含む少年10人が大麻取締法違反容疑で摘発された事件の1人で、今回の事件の端緒となった。

 

県警は軍属の自宅から大麻の売上金190万円を没収・保全した。元町議の容疑者は10月末に大麻取締法違反容疑で逮捕され、11月に宇美町議を辞職している。

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