「沖縄産まれ」と銘打った沖縄やまやの辛子めんたいこの試作品 画像を見る

 

めんたいこ生産大手のやまやコミュニケーションズ(福岡県)元専務の山脇実利氏がこのほど、沖縄県内で「沖縄やまや」を設立し、2020年早期に県産めんたいこの生産を始める。忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)の酒造見学施設「くぅーすの杜忠孝蔵」の敷地内に工場兼店舗を設置。めんたいこの原料に忠孝の泡盛、県産のシークヮーサーと塩を使い“沖縄産めんたいこ”として売り出す。

 

6月設立の沖縄やまやは、やまやコミュニケーションズと資本上のつながりはないが、やまやの製法や企業ロゴの使用を認められている。めんたいこは台湾や香港、韓国をはじめ東アジア、東南アジアで人気といい、同地域からのインバウンド客が多い沖縄に可能性を見いだした。本土のめんたいこメーカーの生産拠点がないことからも沖縄発で生産から流通まで取り組む優位性があると考え、将来的にはアジア地域への出荷も目指している。

 

山脇氏は「約45年続くやまやの技術を引き継いでおり、県産素材を多く使った高品質のめんたいこを県民や観光客に届けたい。地場産業の発展にも貢献したい」と意欲を語った。

 

工場は外部から生産の様子が見学できるようになっており、観光施設の機能も持たせた。売店を併設し、県産めんたいこやおにぎりなどの加工品、やまや本体の製品なども販売する。20年早期には県内のスーパーや土産品店、ホテルなどでの取り扱い開始を予定している。初年度の売り上げは1億円を目指す。

 

忠孝酒造の大城社長は「工場は酒造見学施設の敷地内にあり、隣接地にレンタカー会社も誘致した。各施設の連携で相乗効果も出せる。やまやの力も借り、泡盛の新しい可能性に挑戦したい」と期待を込めた。

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