米陸軍トリイ通信施設で27日午後1時45分ごろ、米海兵隊のCH53大型輸送ヘリコプターがフォークリフトをつり下げて飛行する様子が確認された。CH53ヘリはトリイ通信施設の西側の洋上から侵入し、基地内の管理着陸帯に着陸した。
同型機は25日にトリイ通信施設の沖合に鉄製の戦車型標的を落下させる事故を起こした。事故後、ヘリが所属する第1海兵航空団は落下の原因究明ができるまで物体のつり下げ輸送を停止すると自ら発表していたが、わずか2日後につり下げ輸送を再開した。これまで再三、同基地でのつり下げ輸送など危険な運用を中止するようを求めてきた読谷村や周辺住民から反発の声が上がりそうだ。
確認されたCH53ヘリは落下させた戦車型標的を運ぶ前に、類似する形であるフォークリフトを使って試験飛行したとみられる。【琉球新報電子版】
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