東京五輪の延期決定を受け、記者会見する喜友名諒=25日、沖縄県那覇市泊の佐久本空手アカデミー 画像を見る

 

新型コロナウィルス感染症の影響で東京五輪が延期になったことを受け、空手男子形で五輪出場が確定していた喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が25日午後、沖縄県那覇市泊の佐久本空手アカデミーで会見を開き、「開催が延びたとしても、筋力も技術も今後増えていくので今よりレベルアップした形が見せられる」と語った。

 

喜友名は世界選手権やプレミアリーグで連覇しており、東京五輪でも金メダル筆頭選手として期待されている。約半世紀ぶりの母国開催に加え、五輪史上初めて戦争以外で延期となったことについて「残念ですが、コロナが広がらないためには正しい判断だと思う」と話し、五輪延期を支持しながらも悔しさもにじませた。

 

喜友名を指導してきた劉衛流の佐久本嗣男会長も同席し、全日本空手道連盟からの正式通知はまだないとした上で「初めて空手が正式種目に採用されたので中止は怖いが、延期はやむを得ない。もう一度仕切り直す。全力で勝ちに行く練習をしていく。どうぞ応援していただきたい」と語った。【琉球新報電子版】

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