ビニールの仕切りなど「密」にならにように感染防止対策が施された期日前投票所=3日午前、南城市役所1階保健センター 画像を見る

 

7日投開票の第13回沖縄県議会議員選挙の期日前投票は2日までの4日間で、有権者の約6・7%に当たる6万115人が訪れ、前回選挙の同時期と比較すると1万3744人増加した。県選挙管理委員会が3日、速報値を発表した。選挙戦最終盤に向け有権者の関心は日を追うごとに高まっており、期日前投票の結果が当落を大きく左右する可能性がある。

 

各地の選管は、使い捨ての鉛筆を用意したり、フェイスガードをしたりして、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しつつ対応に追われている。

 

期日前投票は無投票となった、名護、うるま、浦添、石垣の4市区を除く9選挙区で5月30日から実施されている。既に投票を済ませた有権者数が選挙人名簿登録者数に占める割合は6・7%で、前回同期比で約2・4ポイント上昇している。今選挙は久米島を除くほとんどの市町村で期日前投票者数が増えており、今回投票が実施される9選挙区だけで比較すると、前回同期比で2万3453人増えている。

 

一方、1日からトリプル選挙(市長選・市議補選・県議選)の期日前投票が始まった糸満市役所にも連日千人を超える市民が訪れている。同市では5月30日から県議選の期日前投票が始まり、今月1日から市長選、市議補選が加わった。1日の期日前投票者数は1396人、2日は1441人で、4年前と比べ約2倍に伸びている。市選管は「新型コロナウイルスの影響で投票率は下がると予想していたが、4年前のトリプル選より上がるかもしれない」と話した。 (’20県議選取材班)

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