地元深掘り、番組ただいま公開中 那覇・繁多川「ちむぐくるに乾杯」 コロナ禍でもぬくもりを
「ちむぐくるに乾杯」制作チームの(後列左から時計回りに)浜川尚志さん、西平博人さん、比嘉美矢子さん、永井幸恵さん、本多まどかさん(西平さん提供)

 

沖縄県那覇市繁多川公民館と同市地域包括支援センター繁多川は7月から、地域の魅力を伝える番組「ちむぐくるに乾杯」を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。プロデューサーを務める同公民館の西平博人さんは「人と人がつながりにくいコロナ禍の中で、動画を通して地域のぬくもりを感じてもらえたらいい」と話している。

 

繁多川公民館は感染拡大の第1波を受けた4~6月の休館期間中、マスクの作り方や家庭で楽しめる遊び、運動不足解消法などを紹介する館報の号外を6回発行した。自宅でも地域とつながる動画の制作も企画した。公民館は8月3日から再び休館している。

 

制作チームは公民館と地域包括支援センターの職員5人。ほぼ全員が動画制作は初めてだった。録音の失敗などを経験しながら手探りで作っている。タイトルは目標とするNHKの番組「鶴瓶の家族に乾杯」にちなんで付けた。

 

7月14日に公開した第1回は繁多川の「字指定文化財」である識名馬場跡を訪ねた。字指定文化財は繁多川自治会が地域の史跡などを独自に文化財として指定している。この取り組みを始めた当時、自治会長だった波平元維(もとしげ)さんとリポーターらが楽しく紹介した。27日に公開した第2回では繁多川の老舗園芸店で働く人々を紹介した。

 

ユーチューブで公開するほか、高齢者の集まりなどでも上映し、大いに盛り上がったという。西平さんは「番組作りが人や歴史といった地域の魅力を発掘し、記録として残すことにもなると気付いた。今後は真和志地域全体に対象を広げたい」と展望を抱く。目標は50回。「いつか笑福亭鶴瓶さんにも番組を見てもらい、ひょっこり出演してもらえたらすてきだ」と夢見ている。
(伊佐尚記)

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