沖縄県は24日、新型コロナウイルスに22人が感染し、新たに中部保健所管内の70代女性と80代女性、南城市の90歳以上の女性と豊見城市の70代男性の4人が死亡したと発表した。死亡した90歳以上の女性と70代男性は同じ病院で、クラスター(感染者集団)が発生した病院に入院中だった。県内で新型コロナに関連した死亡者は、累計23人となった。
24日の新規感染者は10歳未満から80代までの22人。このうち中部保健所管内の医療関係者、那覇市の接客業などの感染が確認されたが、感染経路は調査中。新規感染者のうち感染経路不明の「調査中」は7割近い15人に上る。名護市の県立北部病院では一般病棟に入院する患者1人の陽性が確認された。那覇市松山の接待接客を伴う店舗で、従業員16人の感染が確認され、県は16例目のクラスターに認定した。
県によると、死亡が確認された中部保健所管内の70代女性は15日に陽性を確認し、19日に死亡。80代女性は16日に陽性を確認し22日に死亡が確認された。クラスターが発生した病院で死亡した南城市の90歳以上の女性は20日に陽性が確認され22日に死亡し、豊見城市の70代男性は19日に陽性を確認し22日に死亡が確認された。
県内累計感染者数は1911人。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は18・60人で、24日連続で全国最多となった。米軍関係の新規感染者はなかった。
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