強い台風10号は3日、発達しながら西寄りに進んでいる。今後さらに発達しながら北上、5~6日にかけて猛烈な勢力で大東島地方にかなり接近する。
暴風や高波に厳重な警戒が必要で4日から強風や高波などの影響が出る。大東島地方接近時の中心気圧は915ヘクトパスカル、最大瞬間風速は80メートルの予想。数十年に一度の強さとなる「特別警報級」に発達する恐れがある。沖縄本島地方も6日は暴風や高波に警戒が必要となる。沖縄気象台は早めの対策を呼び掛けている。
台風の最接近は大東島地方と沖縄本島地方共に6日午前中の見込み。大東島地方は4日夜のはじめ頃から強い風が吹き、5日朝から昼前には暴風となり、猛烈な風が吹く見込み。沖縄本島地方は5日朝から昼前には強い風が吹き、6日は暴風となる見込み。
波の高さは大東島地方で5日に14メートルと予想され、4日夜のはじめ頃から大しけ、5~6日は猛烈にしける見込み。沖縄本島地方は4日夕方から波が高くなり、5日は大しけで7メートルの波が予想される。いずれもうねりを伴っている。
大東島地方は5~6日は警報級の大雨の恐れ。台風接近と大潮の時期が重なるため、大東島地方は5~6日、沖縄本島地方は6日に警報級の高潮となる恐れがある。
台風10号は3日午後9時現在、日本の南にあり、1時間に15キロで西北西に進んでいる。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル、北東側165キロと南西側110キロは風速25メートル以上の暴風域となっている。
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