沖縄・国頭で育ったスペシャリティーコーヒーを地元でも 安田珈琲を共同売店で販売へ
13年前に畑に植えたコーヒーの木の前に立つ徳田泰二郎さん、優子さん夫妻=国頭村安田 画像を見る

【国頭】国頭村安田在住の徳田泰二郎さん(47)と優子さん(45)夫妻は、コーヒー豆づくりを始めて今年で13年目。農業の傍ら協同店を営んで7年目を迎えた。10月から「安田で育ったコーヒー・日本で唯一のオーガニック&スペシャルティコーヒー」として安田協同店での販売を始めた。(新城高仁通信員)

 

徳田さん夫妻が作る安田珈琲(アダ・コーヒー)は、4年前に、高品質なコーヒー豆だけに与えられる「スペシャルティーコーヒー」に認定された。認定後の「生豆」は、県内外の珈琲屋へ出荷販売され、地元ではなかなか飲めない状況だった。地域の人々や安田珈琲のファンなどから「豆が育った地元でコーヒーを飲みたい」という声が多く寄せられていた。泰二郎さんは「皆さんの声をいただき、勇気が湧いた」と話す。

 

そんな経緯から、ドリップバッグ式のコーヒーを千円で販売している。パッケージは安田協同店バージョンとして、ヤンバルクイナの歩く姿がかわいく描かれている。

 

また、ミツバチが暮らすコーヒー農園として、コーヒーの花のはちみつ「安田はちみつ」の商品化にも取り組んで約3年になる。

 

泰二郎さんは「沖縄ではコーヒーはできにくいといわれてきたが、沖縄全体でも高品質な生豆が作れる場所として証明されつつある。最近は、県内のコーヒー屋さんとの情報交換、連携したイベント開催など、仲間が増えつつあり楽しみだ。農業としてのコーヒー栽培が沖縄でもっと確立されていければと思う」とコーヒーづくりへの思いを語った。

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