沖縄県議会2月定例会の一般質問で沖縄・自民会派の島袋大氏は2日、富川盛武副知事の任期満了に伴い、後任として人事議案が提案される照屋義実氏=県政策参与、てるまさグループ代表=が過去の全国紙のインタビューに答えた内容に虚偽があったと主張した。
2014年の朝日新聞の記事にある照屋氏の発言を取り上げた。照屋氏が経営する建設会社は脱公共工事依存を目指したとして「ここ10年ほどは、米軍や防衛省関連工事には手を挙げてさえいない」と述べたと指摘した。しかし沖縄防衛局によると、同社は05~14年度にかけて、同局発注の米軍関連工事5件の入札に参加していた。受注はしていない。
玉城知事は「記事の内容や入札参加の経緯は改めて確認したい」と述べるにとどめた。
島袋氏は「知事はこのインタビューの虚偽回答をどう思うか。副知事の品格として不適切だ」などと述べ、人事案の撤回を求めた。
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