迫力のあるプレーを見せるキングスの選手たち=11日、沖縄市の沖縄アリーナ 画像を見る

琉球ゴールデンキングスは11日、沖縄市に完成した沖縄アリーナで行う初のイベント「アワ・ファーストゲームス」を開いた。客席がすり鉢状に配置され臨場感のある会場で選手同士の対戦や3点弾対決が行われ、駆け付けた約3500人のファンを楽しませた。

 

10、11の両日、アリーナ初のホーム戦として予定されていた三河戦が、相手選手に新型コロナウイルス陽性者が出たため中止となり、代替イベントとして開かれた。入場時に検温、消毒をしたり、入場者数を収容能力の半分ほどにしたりして感染症対策を実施。グッズショップや飲食店コーナーもオープンした。

 

午前11時に開場して地域のミニバスチームなどが対戦し、午後1時からキングスの選手による催しがスタート。4人が参戦した3点弾対決では岸本隆一が頂点に立った。

 

計20分で行った選手同士の対戦は、田代直希主将の3点弾が初得点となり、終盤に近づくに連れて徐々に白熱。結果は48―48の引き分けとなったが、ドウェイン・エバンスがボードに当てたボールを直接ダンクするなど選手たちが迫力あるプレーを連発し、観客をうならせた。

 

試合後、岸本は「すごく充実した日になった。この空間で、皆さんといい時間を過ごせるようにしたい」とにっこり。緊張したという田代は「公式戦はなくなったけど、こういう形でファンの前でプレーできたことはよかった。気迫を伝えていきたい」と意気込みを新たにした。

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