県指定天然記念物のイボイモリと思われる生体が出品されたオークションサイト(一部画像処理しています) 画像を見る

沖縄県指定天然記念物の両生類「イボイモリ」とみられる生き物がネットオークションに出品されていたことが18日、分かった。サイトの写真を確認した京都大学地球環境学堂の西川完途准教授は「沖縄に生息するイボイモリの可能性が高い」と指摘した。イボイモリは絶滅の恐れがあり環境省レッドリストに掲載されている。環境省などによると、国内希少野生動植物種にも指定されており、許可のない売買行為などは県文化財保護条例違反や種の保存法違反に該当する可能性がある。県警生活保安課は「事実関係を確認する」としている。

 

出品されていたサイトはヤフーオークション。出品地域は沖縄県で、商品名は中国に生息している「マンシャンイボイモリ」と記されていた。出品情報には「2月頃にショップで購入しました」などと書かれていた。即決価格は5万円。オークションは落札者なしで終了している。

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