大型連休後に県内の新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、石垣市の増加ペースが際立っている。20日の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は県全体で63.61人だが、石垣市は161.41人で、県全体の2.5倍に達した。療養者数も増加しており、県は入院調整中の患者を自宅療養に移行させる考えを示した。
石垣市の人口10万人当たりの数値は、宮古島市が4月28日に来島自粛を呼び掛けた際の118.83人(4月27日時点)を上回った。
20日の新規感染者の地域別内訳は那覇市71人、うるま市19人、沖縄市と石垣市が各18人、中部保健所管内14人、宜野湾市11人などとなった。
石垣市では自宅療養者はいないものの、県立八重山病院に25人、民間病院に11人が入院している。宿泊施設で32人が療養しており、入院調整中は46人に達した。
県の糸数公医療技監は石垣市の入院調整中の患者について「待機中の人もいると思うが、自宅療養として県から連絡することに移行すると考えている」と述べた。
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