オンライン沖縄そば手打ち教室で作り方を指導する沖縄そば発展継承の会の野崎真志会長=6日、那覇市首里石嶺町 画像を見る

沖縄そば発展継承の会(野崎真志会長)は6日から、オンライン沖縄そば手打ち教室を始めた。新型コロナウイルス感染予防の観点から、安心して開催できる方法を模索している。約1時間のプログラムで、事前に参加者に沖縄そば手打ちキットを送付して沖縄そばを仕上げる。

 

キットには小麦粉や打ち粉、液体かん水、沖縄そばのだし、味付け三枚肉が含まれている。参加者の自宅とオンラインでつなぎ、野崎会長が動画を交えて説明しながら作業を進めていく。6日に開催した1回目の教室には親子や個人など3組が参加した。沖縄そばの歴史や豆知識も盛り込んだ。

 

同会はこれまで県内の小中学校で出張教室を実施し、参加者は昨年3月時点で9850人と1万人に迫っていた。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で教室は中止に。人数を減らしての開催などを模索したが、感染防止の観点から活動できずにいた。

 

オンラインでの教室は、5月からテスト開催を繰り返してきた。県外からも参加できるようになり、距離を問わないオンラインならではの利点も見つかった。野崎会長は「オンラインだと天気にも左右されず台風の日でも開催できる。県外や海外にも活動を広げ、もっと参加者を増やしたい」と話した。

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: