『写真・AFLO』
韓国・江陵の四大陸選手権で僅差の銀メダルに終わった羽生結弦(22)。平昌五輪の前哨戦となる大事な大会での敗北だったが、その健闘ぶりに会場からは惜しみない拍手が送られていた。そんな会場で、“ひときわ目を引く光景”が。実は今大会には、中国から多くの“ユヅリスト”たちが駆けつけていたのだ。
「日本の国旗や日本語の応援プラカードが並ぶなかで、『加油 羽生!』(がんばれ 羽生!)などの中国語のメッセージもたくさん混ざっていたそうです。というのも、実はいま中国では羽生選手がアイドル的な人気。非公式のファンクラブも数多く存在しているそうで、今大会も中国から韓国まで100人ほどが押し寄せたといいます」(フィギュア関係者)
この羽生ブームのきっかけは、15年3月に上海で行われた世界選手権だった。現地メディアに報じられた彼の姿が女性たちの心を鷲掴み!そこから一気に人気者となったようだ。だがいま、その中国人ファンたちの応援マナーが問題視されているのだという。
「彼女たちは公式練習のときからハイテンションで応援していましたが、その声がものすごく大きくて……。日本人ファンの間では『羽生選手が不快に感じることはやらない!』という暗黙のルールがあるのですが、彼女たちはそんなこともまったくお構いなし。羽生が宿泊するホテルの前にまで押し寄せたかと思えば、夜遅くまで出待ちを続ける人も。羽生選手も困惑を隠せないでしょう」(スポーツ紙記者)
急騰する中国での羽生人気。そこに目を付けたのが、現地企業だ。中でもある大手企業では驚きの“爆ギャラ”を用意して“囲い込み”をもくろんでいるという。
「いま中国企業の間では、羽生選手の争奪戦が起き始めています。羽生選手はすでに日本国内で複数社とスポンサー契約を結んでいますが、彼らはお金を積むことで自社企業のCM起用をもくろんでいるといいます。なかには『1億円のギャラを出してもいいから、何としてもCM契約を!』と息巻いている企業もあるそうです」(広告代理店関係者)