9月12日、自身のSNSで黒人ラッパー・YBNコーデー(21)とのツーショットをアップした大坂なおみ(21)。SNSでは大坂の首元にキスするコーデーの姿や、「あなたがいる人生に、とても感謝している」と大坂から彼への愛の言葉が――。この“交際宣言”には世界中から、温かい声が届けられていた。
4月には2人で買い物する様子をSNSにアップ。先日行われた全米オープンでは、コーデーが大坂の試合を応援する姿を目撃されるなど順調に愛を育んできた。しかし、そこに大きな壁が立ちふさがる。大坂をよく知るスポーツ紙の記者はこう語る。
「全米オープン中、大坂選手のお父さんは親しい知人から彼のことを聞かれた際に、『友達だよ』と言っていたそうです」
娘の恋人を「友達」と否定する父。そこには新コーチとして立て直しを図る父の厳しさがあった。
「王座奪還を目指す大坂選手にとって、今はいちばん大切な時期。コーチでもあるお父さんとしては、テニスに専念できる環境を作りたいことでしょう。お父さんはかつて、大坂選手に恋愛禁止令を出したこともあるといわれています。2人の交際を認めていない可能性は高いでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
恋愛禁止令をふりきってまで、交際宣言をした大坂。そこには、彼女から父への“反逆の意志”が込められていた。
「何事にもオープンな性格の大坂選手としては、彼との交際を隠すようなことはしたくない。そこで絶大な拡散力を誇る大坂選手はSNSで交際宣言することで、公然の事実にしようとしたのだと思います。世界中に広まることで、お父さんも交際を認めざるを得ないと考えたのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
大坂の今後について、テニスライターの山口奈緒美さんはこう語る。
「女子選手は、恋人ができると伸び悩んでしまう傾向があります。男子選手はツアーに彼女を連れて行くのは当たり前ですが、女子選手の場合は相手にも仕事があるのでそうもいきません。いまの彼と付き合ったことによって、大坂選手のプレーにどんな影響が出るかは、もう少し長い目で見る必要があるでしょう」
父との“初陣”となった9月18日の東レ・パンパシフィック初戦後に、大坂はこう語っていた。
「私のテニスをいちばんよく知ってくれている人だと間違いなく思っている。シンプルに私に伝えてくれる。何よりも自分にとって最愛の人なので、そこが私の最高の、いちばんの利点だと思っています」
テニスでは父、私生活では彼の支えを受けて、大坂は前を向く。王座に返り咲く日を信じて――。